「SNSを使った採用活動を行いたい！」
「どのようにSNS採用に取り組んだらいいのかわからない」
近年、さまざまな企業がSNSを活用した採用活動に取り組んでいます。
病院の採用担当者もSNS採用を検討しているのではないでしょうか。
そこで、本記事では、SNSを使った医療職の採用方法をご紹介します。
SNS採用の効果や注意点も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
SNSを活用した医療職採用の効果・メリット
SNSを活用した医療職採用のメリットの1つが、コストを抑えられる点です。
Web上での採用活動は、新聞や求人サイトへの広告掲載などと比べて低コストで実施でき、費用対効果の高さが魅力といえます。
また、SNSは特に若年層の利用が多いため、学生や新卒者といった若手医療職へのアプローチができるツールとして有効です。
若手に人気のSNS上で魅力的な採用コンテンツを配信すれば、採用のを視野を広げられるでしょう。
さらにSNSならではの双方向性を生かし、病院の日常の様子やスタッフインタビューなど、企業の魅力を積極的に発信できます。
SNSを活用した医療職の採用方法
SNSを活用した採用活動では、さまざまな施策を実行できます。
主な施策をご紹介しますので、1つずつ実践してみてください。
採用情報の発信
SNS上で求人情報を発信して応募者を募ることができます。
各SNSの特徴を踏まえて、求人情報や募集内容を掲載しましょう。
例えば、Instagramならば求人情報を画像にして複数枚の写真を載せられます。
YouTubeならば音声解説付きで配信してもいいでしょう。
病院の理念やワークライフバランス施策、福利厚生の充実度など、職場の魅力を存分にアピールしてください。
さらに、病院の歴史や地域社会との関わり、研修制度やキャリアパスの紹介なども詳細に記載すると、求職者に対して信頼性と安心感を提供できます。
スタッフインタビューの発信
スタッフにインタビューをして、その内容をSNSで掲載すると、求職者から興味を持たれやすくなります。
スタッフ本人の言葉で仕事内容ややりがい、キャリアパスの具体例などを語ってもらえば、求職者に病院の日常が伝わります。
例えば、新人看護師がどのように成長していくのか、ベテラン看護師がどのようにリーダーシップを発揮しているのかなど、具体的なエピソードを交えるとよいでしょう。
社員へのインタビューによってスタッフの人柄やチームワークの様子も見えるため、入職後の職場環境をイメージしやすくなる利点があります。
社内行事の様子を発信
病院で開催される社内行事やイベントの様子をSNSで積極的に配信するのは、採用戦略において有効です。
また、病院祭や忘年会、そしてスタッフ同士の親睦を深めるスポーツ大会など、さまざまなイベントにスタッフが楽しそうに参加している姿は、求職者に魅力的に映るでしょう。
特に学生や新卒者は、自分自身が働いている姿を想像しやすい職場環境に惹かれるものです。
そのため、仕事の後に同僚と楽しく過ごす時間があることをアピールすることで、将来有望な優秀な人材の獲得に繋がるでしょう。
もちろん、中途採用の募集であってもスタッフ同士が楽しく過ごしている雰囲気が分かれば、興味を惹きます。
また、これらのイベントを通じて、職場の人間関係の良さやチームワークの大切さを強調することも可能です。
求職者とのコミュニケーション
SNSならリアルタイムで求職者とコミュニケーションがとれます。
例えば、採用担当者が求職者の質問や疑問にすぐに答えることで、病院への理解と信頼感が向上します。
SNS上では求職者が病院の雰囲気や具体的な働き方に関する質問を気軽に投げかけられ、スムーズな回答を得られる環境です。
また求職者の反応や関心事を分析し、それに合わせた採用情報を発信すれば、的確にニーズに応えられるでしょう。
SNSの特性を活かし、定期的にライブ配信やQ&Aセッションを行うことで、求職者との距離を縮め、信頼関係を築けます。
事前のスクリーニングやオンライン面談
SNS上で自己PR動画の提出を求めると、面接対象者のスクリーニングができ、選考の効率化とコスト削減が可能です。
SkypeやZoomなどのツールを使ったオンライン面接によって、コストを抑えることもできるでしょう。オンライン環境が整えば場所を選ばずに面接が可能です。
オンライン面接の場合、事前に職場見学動画などを視聴してもらうことで、面接ではより深い議論ができるでしょう。
SNSを活用した医療職採用の注意点
SNSを活用した医療職採用では注意点もあるので、事前に確認して対策も検討しておきましょう。
結果が出るまで時間がかかる
SNSを使った採用活動には、すぐに目に見える効果が現れない場合があります。
たとえ魅力的で興味を引くコンテンツを制作し、定期的に配信したとしても、それが即座に多くの優秀な人材の応募を引き寄せるかどうかはわからないからです。
SNSでの採用活動は長期的な視点で行う必要があり、コンテンツの反応やシェア数を分析し、何度も改善を繰り返しながら発信しなければなりません。
求職者に対する企業の認知度や理解を深めていくには、一定の期間が不可欠です。
そのため、即効性や短期的な成果にとらわれるのではなく、中長期的な視野に立ったSNS活用が重要となります。
また、継続的な努力と忍耐が必要であり、採用担当者や広報担当者が一体となって戦略的に計画を練ることが成功へのポイントです。
SNS活用の貢献度を把握しづらい
SNSを通じた採用活動の効果測定は非常に難しく、採用への具体的な貢献度を直接的に数値化できないケースもあるでしょう。
例えば、採用された人数や応募者数といった定量データだけではなく、企業のブランディングや認知度の向上、企業イメージの改善など、より定性的な効果をどう評価するかが課題です。
SNSのアナリティクスを活用して効果を測定する方法もありますが、これにはコストがかかることもあり、十分な予算が必要です。
そのため、自社で簡易的に測定できる仕組みの構築が望まれます。
例えば、求職者からのフィードバックやSNS上でのエンゲージメント率を継続的にモニタリングすると、一定の効果を把握できます。
まとめ
- SNSを活用した採用は、低コストで実施できるため、費用対効果が高い
- SNSは若年層の利用が多く、若手医療職の採用に効果的
- リアルタイムでの求職者とのコミュニケーションがSNS採用のメリットの１つ
